第百五話「新陶器・エヴァンゲリオン」

シンジくんっっ!GAINAXの公式Webサイト企画、「EAV AT WORK」に参加したヨ! 日本画家、主婦、彫師、建築家など異なった職業に就く12人が選出され、それぞれの専門技術で「エヴァ」を表現。1年間を通してガイナックスのオフィシャルページでその作品が発表されるのダ。特殊工作部は「造形作家」として参加。2/24から1週間、GAINAXのトップページで見ることができるゾ。

「エヴァンゲリオン」は10周年を迎え、吉崎観音氏とのコラボ、コミックス第10巻の発売、ハリウッドでの実写映画化もあって話題性も超強力! しかも「ロード・オブ・ザ・リング」ピーター・ジャクソンのWeta Workshopも関わってるとあって期待大だネ。

特殊工作部はこの企画のために20〜30案を準備。吟味に吟味を重ね、ようやく1つに絞っていよいよ造形を開始したゾ。その過程をチェキラベイベッッ!

" 君は生き延びる事ができるか"
。 チ、チガ〜〜〜〜〜ウッッ!



最初のアイデアは20〜30案にも及ぶ。版権の問題でNGとなってしまった作品も。でもNGのおかげで、更に良い企画が生まれた。全ては、これからだ。



決定した造形物は陶器。といってもホンモノを作るわけではなく、あくまで1枚の写真を撮るための造形物。素材はバラバラだ。パターン青!




いつものようにオール・スカルピーで制作すると自重で折れる事ウケアイ。ここはバルサを芯にしてポリでコーティング。指などの細かな造形をスカルピーで行う。あぁ、間違いない。使徒だ。



布の皺表現もスカルピーで。バルサを芯にしたので相当軽い。これなら自重で折れる事はないだろう。しかしオーブンで焼くときには慎重に! 表面処理は「キレイにしすぎない」方が立体感、存在感が残ってくる。ある程度、表面のガタつきをなでたら、それ以上磨かないこと。目標内部に高エネルギー反応!



無数の足も、もちろん再現。う〜む、あまり気持ちのよいものではないな(笑)。ところで、アダムは誰か立体化してないのだろうか? あまり見ないナァ。アンビリカルケーブル断線、内蔵電源に切り替わりました!



頭部はかなりシンプルなデザイン。リアルに作りすぎないようにプロポーションはディフォルメーションを施す。顔にあるクレーターのようなテクスチャもここでは省略。よ〜く見ると耳、ものすごく可愛いなぁ。脳波異常、心音微弱!




バタフライもオーケー! S2機関を自ら取り込んでいるというの!?



ロンギヌスのフォークセットも、もちろんステンレスではなくてプラ造形。プラグの強制排除、急いで!




さぁ、いよいよ待ちに待った撮影! 肉やソースも研究を怠るな! 私には、他になにもないもの…




実際に肉を乗せると… かなり強烈だ〜…。しかし狙い通り! 良い写真が撮れました。やはり目覚めたのね… 彼女が。




お疲れさまでした! 役目を終えて、シャワーを浴びるアダムさん。嬉しそう。このプロジェクトは企画者によるブログも発表されたヨ! 今後の作家さんにも注目だゾ。かなり強烈なラインナップだ。目標、完全に沈黙しました!




戻る