スピーチ博士(Speech Puppet)制作メイキング

こんにちは!またまたイシカワです。

前回のKORG×littleBitsプロジェクトのスピーチ博士編です。

SYNTH KITの他にサーボや光センサーなどを追加し、
マイクを机の上に置くとセンサーが反応。

ロボット製のおしゃべりな博士が話し始めます。

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まずはBitsモジュール仮組み。いろんな繋ぎ方を試していたところ、
まるでロボットが喋っているかのような面白い音を発見!
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配線が決まれば、早速人形作り。スケッチを元に、机や人形を作っていきます。Exif_JPEG_PICTURE
音や口の動きとは別に腕は違うリズムで動かします。
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Bitsモジュールは台座の枠の中にキレイに収まるようになっています。
ピッタリ収まってます!黙々と作業をする吉竹さん、クールです。
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既にしゃべりだしそうですね〜
首と腕はサーボの動きに対応させるため、スポンジやヒモを使って作ってあります。
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塗装していきます!
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ネクタイも動きに合わせて揺れ動くように工夫がしてあります。
下地に黒を塗ったことでスタイロの荒削り感が強調されて味を出してますねぇ。
塗装のコツについて詳しくは造形工作 アイデアノートをみてね☆
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完成!…とおもいきや
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ちょっと髪が長かったので散髪。
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今度こそ完成です!こちらもショルキー同様、商品を隠さず魅せているのがポイントです。

そして!納品後、KORGさんの出展しているイベントにお邪魔してきました。
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ビックサイト来たぞ〜混んでる〜〜
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スーツ姿の業界人がたくさんいましたよ〜
KORGさんのブースを探します。
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発見!
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スピーチ博士、元気におしゃべりしていました!
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ショルキーも展示されていましたよ〜
作ったものが多くの人の目に触れるのは嬉しい限りです。

また次回の記事もお楽しみに!

 

 

KORG×littleBitsのSYNTH KITでショルキー制作

こんにちは!新人イシカワです。

今回のお仕事はlittleBitsという商品を使っての造形物の制作。

littleBitsはハンダ付けや配線、プログラミングなどの専門的な知識がなくても、

基板同士をつなげるだけで電子工作ができ、電子回路を楽しく学べる話題の商品なのです!

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今回このlittleBitsとKORGがコラボした SYNTH KITを主に

その他littleBits商品を組み合わせて2種類の造形物を作っちゃいます!

まず一つ目に作るのはショルダーキーボード(以下ショルキー)。

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KORGのショルキーの形を元にBitsモジュールを配置していきます。

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配置が決まったら、Bitsモジュールがぴったりはまるようにデータを作ります。

接着剤を使わずに装着できるよう0.01ミリレベルでの微調整を繰り返します。

これがなんとも大変な作業…!!井上さんの神業です。

そしてコレ、A3のMDF1枚ですべてのパーツが切り出せちゃうんですよ。美しいですねえ…

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イヤホンも繋げられるよう配置を変更しつつ、ひとまず形になりました!

商品自体がカラフルでかわいいので、商品を魅せる(←ポイント)デザインに。

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弾いてみる。コレ、かなり楽しいです。

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続いてカバーデザインと塗装をします。

なんともこの一番おいしく楽しいところを新人イシカワ、やらせていただきました!

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塗装が終わったら組み立てていきます。

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ネジにもちょっとこだわります。上のカバーが斜めになっているのもデザインのポイントです。

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そしてコレ、音と連動して光るんです。暗いところでも目立ちます!

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パンタグラフバージョンもちゃっかり作っちゃいました。

アトリエに来て演奏してみちゃってください☆

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最後はいい感じで撮影して…完成です!!!

 

次回はlittleBitsを使った人形ロボ編です。お見逃しなく☆

 

 

 

スペースシャワーTVプラス・フィラー映像メイキング

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まずは実物大の正面図・側面図をラフに描く。
バランスは以前のロボと同じ。パングラ作品ではよく見るタイプ。

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スタイロでラフ図どおりに削りだしてみる。
ここでバランスの再調整。

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スピーカーも同じく。

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バランスが決まったら、スタイロを実際の材料に置き換えていく。

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強度が必要な箇所はMDFで。

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手などの細かなパーツはカッターナイフ造形のしやすいスタイロで。

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パーもつくる。グーパー2種の差し替えでいきます。

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背中にはツマミやMIDI端子を設置。

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最終的には様々なパーツで構成。スタイロ、プラスチック、
アクリル、アルミ、木材、アリモノ…などなど。
緑のパーツは、ホワイトボードに貼ってあったマグネットを
くり抜いて強引に流用。大事な大事なパングラの予定表をも犠牲に!
いや〜、実際結構切羽詰まり気味でした…
パペットアニメーション、こんなに大変だったっけ!?みたいな。

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リベットを打ち込みます。

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スピーカ制作。図面と模型を吉竹に渡して、造形とアニメーション用
のジグ制作を任せます。

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ポージングチェック。なかなか楽しそうやんけ〜

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同時進行でDJ卓を作ります。MDFの切り出しで。

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側面にはケーブルが差し込まれます。

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ロボは黒→白の順に下地を作ります。スキマに黒が残り、立体感が強調されます。

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配色はいつも3日以上悩んだ上に、2度くらい塗り直しちゃいます。。
一発で納得のいく配色はできへん! しかし自分で自由に微調整しながら
仕上げができるのは、オーダー仕事とはいえ非常に自由度の高い証拠です。
自作品というつもりで取り組んでも良い案件ですね。先方も、任せっきり
だと結構ドキドキするでしょうけど、ある種の覚悟を持ってらっしゃるのが
分かりますし、ギリギリまでこちらにつき合ってくれます。不安顔も一切
見せないようにしてくれます。ありがたいですねぇ。
僕はずっと不安顔でしたが。

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ロボットはガチャッとしたディティールの集まりではなく、
広い面、カリッとしたパーツなどのバランスが重要です。

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でけました!
使った塗料がビビッドだったんで、写真うつりがちょっと心配。。
でもま、カタチになった! 次いこ、次!

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脇役もイッキにいきます。今、スタッフがいない時期なのでとっても孤独な作業。。
でも一番はかどります(笑)最終的には、やっぱり一人がいい、ってなりますねぇ。

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レコードプレーヤーもハンドメイド。
実物のプレーヤーを使っても、ちょっとロボットなどと馴染まないからね。

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相変わらず木目は描きます。

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スライダーやダイヤル、ランプを設置。
ロボットがどう演技するかによって、配置をよく考えなければなりません。

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今回はとにかく木目調。筆塗りとカラークリアの塗り重ねで、
感覚でやっていきます。感覚でやっていく…つまりテキトーです。

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パーツ取り付け。金属もすべて塗装で。
数種類のカラースプレーの塗り重ねで重厚感を表現。
いや、とにかく時間がなくてコレしか手がなかったの…ここだけの話。

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苦労したのがライティング! 今回は構成の都合上、隣のキャラクターに
影が干渉しないよう正面から強めに当てた。幸い夜中のDJブースのような
雰囲気を目指していたのでハマって良かった。でもちょっとのズレでバランス
が崩れるし、随分苦労しました。いろいろ試した結果、ホームセンターでも
手に入る安いビーム球で。
室内のライティングは光をどう切るか…それに尽きます。

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【月夜のでんしんばしら】宮沢賢治 ─ メイキングその2

おこんばんは。

東神奈川のモーツァルトこと、たくとです。

井上さんがNHK「80年後のKENJI」で制作した「月夜のでんしんばしら」の

メイキングブログをアップしてからはや半年以上!

ようやく、僕がその続きを書くときがやってきました。

え?遅すぎるって? ご心配無用。

なんと、本日9月12日深夜12時半から再放送されるんですねー。

狙ったようなタイミングでござります。

 

というわけで、僕の担当といえばやっぱり音楽。

今回の作品「月夜のでんしんばしら」は宮沢賢治の小説ですが

なんとこの小説に出てくる歌は宮沢賢治本人が作詞作曲していたのでした。

参考リンク http://www.ihatov.cc/song/denchu.html

譜面まであるので、これを使わない手はないとばかりに

パンタグラフ流のアレンジを施しました。

おなじみの、トイ楽器、トイピアノやリコーダーなどをふんだんに使ったアレンジです。

造形で作られたでんしんばしらが歌っているというのもあり

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軍歌っぽいんだけどちょっと可愛らしいおもちゃのマーチのようなイメージでアレンジしていきました。

そして、映像自体が8分ほどありますがその半分以上がこの歌によって占められている。

つまり長い時間、同じ曲を聞かせるにあたっては

視聴者を飽きさせないようにしなくてはならないということで

転調や、その他展開をいくつか配置。

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そして、そして、もったいつけてしまいましたが

この歌を歌っているのが、僕と井上さんなんですねー。

井上さんには低い声で、僕は高い声でキャラクターをわけて歌ってみました。

序盤にはそれぞれソロのパートもあるんですよ。(どこかわかるかな??)

最初はダーク・ダックスみたいなコーラス・グループに歌ってもらいたいなとも

考えていましたが、まあ予算の関係もありますからね。(世知辛い話でごめんなさい!)

パンタグラフの基本精神である「手作りの味」をふんだんに

使わせていただきました!

 

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また、人形アニメーションとはちょっと調子がかわる

この切り抜きによるカットアウトアニメーションの部分。

ここでのアレンジにもちょっと注目してみてください。

いわゆる回想シーンのような位置づけになっているので

一つの歌の中ですが、ちょっとした展開を加えているんですよ。

ここから主人公の男の子「恭一」くんが目を回すところにいたるまでは

我ながらうまくいったかもー。と思っています。

自画自賛。

 

長年の夢でもあった歌曲ということで

今までのパンタグラフ作品とはまた違った魅力が音楽方面でもでていると思います。

そこのところを踏まえていただいて、今夜の再放送を御覧ください。

(このブログは2013年9月12日に執筆されました。)

【月夜のでんしんばしら】宮沢賢治 ─ メイキングその1

NHKのテレビ番組「80年後のKENJI」で月夜のでんしんばしらというお話を映像化しました。パングラ3人とアルバイトさんで2~3ヶ月かけています。曲も歌もメンバーによるもの。パングラ得意の“手作りの味”大爆発です。もっと人数を増やしてチームを組めよ! と突っ込みが入りそうですが、このやり方が僕らの性に合っているんでしょう。


でんしんばしらは昔ながらの木製。実際に木でつくりました。
間接のハリガネがモロ見えでしたが、それでいいんです。


電線にくっついている絶縁体の碍子(がいし)もスカルピーで一つ一つ作ります。


長期間練った電機総長のデザイン。この作品は絵本が何冊も出ているのですが、
幻である電機総長の解釈はどれも個性的で面白いです。


なかなかパンタらしい総長が出来上がりました。


電機総長が背負っているパンタグラフ。意外にもつくったのは初めてです。


人形造形はいつも通りヨシタケ式。名前は恭一です。
賢治の実体験を元に作られたお話だと言われています。


作品によって関節パーツの作り方は全然変わります。


服飾もヨシタケ製。各所にハリガネが入っていて
ゆらぎなどの動きが表現できます。


電線は実際にハリガネを張っている物もありますが、ほとんどPC上で
合成したものです。コレが大変だった。。。やまつん、ありがとう。


行軍のムービーをたくさん見て動きを研究しました。国によって行進
のスタイルが違っていて面白いです。それから「歩く」という行為自体
が面白いですね。ちなみに、行進は一歩前進する間に頭がぴょこぴょこと
二回も上に上がります。


回想シーンはテイストをガラリと変えています。


音楽はもちろん、東神奈川のモーツァルト・たくと氏。


声は舞台俳優さんたちにお願いしてみました。
素晴らしい演技をありがとうございました!

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成田国際空港・メディアスーツケース展に出品

スーツケースを題材にしたメディアアート展が、2月1日より成田国際空港で開催されています。出品作家は鈴木太朗さん、plaplaxさんなど豪華なメンバー。パンタグラフはメディアアーティストじゃないけれどw、CGアーティストの下河智和氏と組み、造形と映像のMixed Media で作品展開しております!

展覧会のポイントは空港内でよく目にするスーツケースを素材として用いていることと、ギャラリースペースではなく世界の老若男女がアートへの感心の有無に関わらずその場を行き来しているということ。彼らがどんな反応を見せてくれるか非常に楽しみです。

会期は2月28日まで。成田にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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MEDIA SUITCASE EXHIBITION
―スーツケースの中のメディアアート展

会期=2013年2月1日(金)- 2月28日(木)
会場=成田国際空港 第1旅客ターミナルビル南ウィング4階
出発ロビーGゾーン付近ウェイティングエリア
観覧料=無料
主催=成田国際空港株式会社
企画・構成=CG-ARTS協会
TEL=0476-34-5721(成田国際空港オアシスプロジェクト)

情報サイト

パンタグラフ制作のGoogleプロモーションムービー、3作品が受賞!

ニューヨークの国際広告祭・DAVEY AWARDSにて、昨年の3作品に続き受賞作が多数出ました!

★金賞! Google AdWords Express
★金賞! インドア Google マップ
★銀賞! Panoramio

またもやGoogle広告ばかり。これだけ偏ってて良いこととは思えませんがw、貴重な経験をさせてもらってるので他の作品にも活かしたい。もっと作らせてください。連絡待ってます。

広告やってると“商業でしょ?”と言われることも。が、その制約の中でオリジナリティを発揮したり発見することも少なからずあります。またその商品を通して社会と直結していてなかなか面白い作業だと感じています。しかし場合によっては、大きな声では言えませんがクライアントの言い分ばかりも聞いていられません。激しい駆け引きもあります。そもそも商業という括りって……という長くなりそうな話は置いておいてw(また商業作品とオリジナル作品についてのトークイベントなどもやりましょう)ムービーとメイキング改めてご覧下さい。ちなみに今回も音楽はすべて江口拓人作。そろそろパングラミュージックアルバムができるな〜


メイキングブログ


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昨年の受賞記事はコチラです。

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Google マップの乗換案内 プロモーションムービー

Googleマップの新サービス、みなさんはもう試した? 案内にバスが加わってメッチャ便利になりました。僕も毎日バス使ってます。自宅の行き帰りや美術大学までの道のりなど。でも実は数年前までバスは苦手で全然使わなかった。万札しかなかったら運転手のオジサンに怒られそう〜!とか、地名やルートがよくわからなかったり。でも今や、すっかりSuicaが標準装備されたしこの新しい乗り換え案内でこれからは効率よく移動できそうです。
さて、そんな新サービスのプロモーションムービーを担当しました。いろいろ提案したのだけど結局「カワイくてわかりやすいヤツ」という方向性を示されてしまい(笑)あまりイノベーティブなチャレンジを試すスキマがありませんでした。フツーです。でも実は、クマ作りがメチャ難しかったり、おんぶさせたまま歩かせたり、手作りドリーをつくってカメラを横パンさせたり… 誰も気づかない所がとってもイノベーティブなので、そんなスキマを楽しみながらご覧ください…


吉竹氏による人形づくり。いろんな手をつくります。手はクレイだと撮影中にカタチが崩れすぎるのでウチはスカルピーの差し替え式でやります。


下半身の制作。劇中では少し歩く程度なので複雑な間接は必要ナシ。


問題のクマ! さすがの吉竹氏も、全身が動くモコモコ人形は難敵だった模様…


スポンジや鉛線、スタイロにプラ棒と、あらゆる素材の組み合わせ。それぞれの素材の特性を掴むのが重要です。経験あるのみ!


見よ! この素材の使い分け!


これまた難しいファーの貼り込み…


連日、吉竹机はこんなカンジ。


僕は脇でバス作り。素材はなんとスタイロだよ。ええ、スタイロさえあればなんとかなると思ってますとも。


あっ、タイヤを寝かせるとBTTF PartII デスネ。


大まかにカタチができました。この時点でのバランスが重要。おかしいなと思ったらここで思い切って大手術。


スタイロはあくまでスタイロ。アバウト素材です。そのアバウトさを少し引き締めるのが細かなパーツ群。


クマとお父さんも、顔だけ乗せてちょうどよい感じに収まりました。僕はお父さん役のこの人形を、大越キャスターと呼んでいます。


コマ撮りの良い所は、以前つくった背景素材をそのまま使い廻ししやすいところ。でもさすがに足りずに建物を作り足しました。


初挑戦のドリー! カメラ用のトコッロとレールを作りました。鉄のL字アングルで簡易的なものです。


スピードコントロールモーターを使って一定速度で巻いて行きます。結構シビア! コマ撮りする学生はいろんな素材に触れておきなよ。金属やモーターとか、すごく役立つよ… コマ撮りは総合芸術だから、学生のうちはメディアアート的なものにも手を出しておくといいと思うよ。コマ撮りだけやっててもコマ撮りできんぜ…
それにしても、AEで背景をすーっと動かせばいいところをこうして鉄とモーター使って横パンさせるパンタもパンタ。〆切り過ぎても、やらずにはいられないその人なりのこだわりって本当おもしろいですね。


背景をならべてチェック。うちのライティングではこれがギリギリの大きさ! これからもっと広い背景の作品が控えているからなんとかせねば。


こちらは吉竹氏作の電車内。アニメートできるよう、つり革は鉛製。


最後の撮影は夕焼けシーン。映像はやっぱり場面数多いと大変だな… 想定していたより1ヶ月近くも制作が押してしまった。てへぺろ。

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篠田守男展 ─ 作品制作風景

篠田守男展、終了致しました。ご来場・ご出資のみなさま誠にありがとうございました。篠田先生の作品を通して我々運営スタッフも大変貴重な体験ができました。作家のパッションがパンタグラフを通じてみなさんにも伝わっていればこんな嬉しいことはありません! 今後も、展覧会やトークイベント、作品集制作の様子は展覧会基金ページからレポートして行きます。どうぞご覧ください。

さて今回の展覧会、まずはじめに取りかかったのがDMやイメージビジュアルの制作。今回は作品よりも篠田守男その人の写真を全面に押し出そうということに。スタジオ撮影以外はあんまりやらない井上ですが、なかなか無い機会なので一念発起、カメラを携えてはるばる茨城県まで写真を撮らせてもらいに行きました。今回はお蔵入りしたボツ写真を通して篠田先生の作品制作の様子を覗き見ちゃいましょう。

採用されたDM写真の別アングルショット。まるで機械の一部になったかのような、正確なハンドリングが冴え渡ります。

バンドソー作業。機械のスイッチを入れた途端、表情が「無」に変わります。精密作業の秘訣。

展覧会場のド真ん中に配置された作品の一部です。こうして作品に魂が宿ります。

正確で良いラインを継続的に生み出すにはやはり細かなメンテナンスが必要です。

緊迫した集中時間は静かに続きます。

テレフォンもなんのその。

良い作品を作り続けるにはこまめな掃除が重要。同感です…!

篠田先生のご自宅にもおジャマしました。作品が和室に違和感無く馴染んでいて驚きました。

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ADビル、5歳になりました。

ADビルに関わってくださったみなさんと5周年パーティーを開きました。
その最中に、ADビルの建設現場が食卓に再現されました。

いや〜みなさんなかなかイイ腕ですね〜w
お皿をペロリンペロリン、気っぷがいいです。
喫茶コマドリ店主によるRC建築のお味は如何でしたか?

ご参加の皆様、誠にありがとうございました。

ちなみに、5年前の竣工記念品はこちらです。

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